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『フィンランド:シンプルさの中に宿る深い魅力 』


前回のフィンランド教育研修から帰国し、新たな気づきやフィンランドについての特徴や驚きをいくつか共有したいと思います。


フィンランドは教育大国というだけあって、海外留学をしても費用が無料な場合も多く、日常の生活でも人と人同士が不快に感じないような配慮も絶妙です。

「フィンランド人は日本人と似ていてシャイだ」ということはよく聞いていたのですが、本当にその通りで人と人との物理的な距離がほどよいと感じました。


距離をとっていても無関心というわけではなく、こちらが困っている時には スッと 近寄ってきて助けてくれ、それが終わると笑顔でスッと去っていく・・・そんな現地の方に何人も出会いました。


まるで昔の日本を思い出させるような落ち着きと、心温まる環境をそこに感じました。

本を読む量が世界一とも言われる国で、平日にも関わらず様々な年齢層の方々が図書館に集っていました。

また、シンプルながらも心地よい料理文化が根付いているようで、素朴な料理の国という印象でした。


暮らし方もシンプルで無駄を省いた生活で、自然体であることがいかに素晴らしいものかを改めて気づかせてくれました。


街並みや公共施設の清潔さも、フィンランドの教育が生んだ特徴の一つかと思いました。

例えばトイレですが、最新式のピカピカといったものではないのですが、清潔感と使用する人のマナーの良さを感じるので、全く不快感はありませんでした。


日本のトイレは海外に比べれば綺麗な方だと感じていましたが、フィンランドから帰国し羽田空港でトイレを利用した際に、綺麗な器具とは裏腹にその使い方の悪さにがっかりしたという事がありました。(様々な外国の方も使用されているという事もあるのでしょうが)


フィンランドの清潔さはそれに関わる一人ひとりの行動の結果と思われ、それは、読書をしたり道徳を重んじる事から培われた素養の高さからのものなのかなと思います。


また、フィンランドの多くの人が日本語も含め外国語を上手に話し、コミュニケーションもこちらがなんと言えばいいか困っていると、さりげなく流暢な日本語で話しかけたりしてくれるシーンもあり驚いたりしました。


フィンランドの教育システムは、個々の特性を伸ばすことに力を入れており、女性の社会進出も著しく、治安の良さや街の美しさも、心に残る光景ばかり。


日本と共通する「大切なものを守っていく」という考え方も大事にされており、古い建物もしっかりと手入れが行き届いていました。フィンランドのすべてが本物で、シンプルながらも美しく調和されたデザインが特徴的で素敵でした。


今回の研修で感じたフィンランドの魅力を、皆さんに少しでも伝わればいいなと思っています。


ぜひ機会があればフィンランドに足を運んでみてくださいね。

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